庭に咲く妖精

開花したニンファ ガーデニング

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ロサ・オリエンティス ニンファ

4月に入ってからもしばらく寒い日が続きましたが、ここ最近の暖かさで庭のバラたちが続々と開花を始めています。
今日は、バラ育種家の木村卓功さんが立ち上げたブランド「ロサ・オリエンティス」のニンファです。
「ニンファ」とはイタリア語で「妖精」という意味です。

何本かバラを育てて慣れてきたし、新しい木立性のバラが欲しいなあと探していたところ、このバラに出会いました。
可憐な見た目と、ぴったりの名前に「すてき!!!」と思いほぼ衝動買いでした。
鉢植えにも向き、耐病性も強い、しかも四季咲き!という、駆け出しロザリアンが選ぶのにも申し分ないバラです。

白を基調として、花びらの先のほうに向けてピンク色の花を咲かせます。
細めの枝に、ひらひらで可憐な花をいくつもつけます。
我が家のニンファは、月1回程度(月1回もしないときも……)の薬剤散布で病気知らずです。
軒下で鉢植えにして育てているというのも、病気にかかっていない原因ではあるかもしれません。
繊細そうな見た目と名前に反して、初心者でも育てやすいバラだと思います。

個人的には、すこし華奢な印象があるので、地植えよりも鉢植えにして育てたほうがいいかなと思っています。
薄い色の花は雨にあたると傷みやすいですしね。

ひとつ気になる点を挙げるとしたら、ベーサルシュート(株元から出てくる新芽)が出にくい点でしょうか。
一昨年の秋に植え付けをして、2年程育てていますが、株元の枝数は少ないです。
とはいえ、サイドシュート(枝の途中から出る新芽)はぐんぐん伸ばしてくれますし、個人的にはあまり気になりません。
花付きも生育も大満足です。

株全体はこんな感じ。太い枝は2本だけですが、サイドシュートはけっこう伸びて、花付きも悪くないと思います。
こうしてみると、右側のほうが元気ですね(笑)

名前にぴったりの繊細な花が魅力

私が気に入っているところは、やはり名前にマッチした美しい花です。
つぼみはピンク色で、開花が進むにつれて色が抜けて白くなっていきます。
花びらもたっぷりめで、数えてみたところ30~40枚くらいはあるかと思います。
花びらの数は、育て方や気候にも左右される部分ではあると思うので一概には言えないかと思いますが……

開花しはじめのころ、ひらひらの花びらがぎゅっと詰まってます。

香りはあまりないですが、近づいてかいでみると、ほのかに青リンゴのようなさわやかな香りがします。
そんなところも上品でいいな、と思いますね。

開花して4~5日くらいでがばっと開ききってしまいます。
うっすら残ったピンク色の花びらが可愛いです。
ですが、満開になってしまうと、上品さがなくなってちょっとイマイチかも……?(笑)
バラは8分咲きくらいが一番いいですね。

満開になったニンファ。すこしフリルのついた花びらと、うっすらピンクがかわいらしいです。

バラらしい艶のある葉っぱを持ちます。ほどよい明るさのグリーンが花色とマッチして美しいです。
葉っぱの厚みは薄めで、こちらも細めの枝と繊細な造形の花とよくマッチします。

庭にそっと佇む、美しいバラ

ニンファ(妖精)という名前にぴったりな、繊細で美しいバラ。
お庭の主役になるインパクトはありませんが、一本植えられているだけでもハッと目を引く魅力があると思います。
主張しすぎない上品さは、日本人好みなのでは?と思います。

病気にも強く、基本的なバラの手入れをしていれば、きれいな花を咲かせてくれます。
すでに何本かバラはあるけれどもう一本くらいほしいな、という方には是非おすすめしたいバラです!

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