レンガの小道でお庭をおしゃれに

ガーデニング

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庭におしゃれな小道をつくりたい!

庭のレイアウトを考えるにあたって、せっかくならおしゃれなお庭にしたいと思うもの。
我が家の庭は約30坪ほどの広さがあり、それなりにいろいろな要素を取り入れることができます。

芝生にするであるとか、グランドカバーになる植物を植えるなどして緑いっぱいにするのはとても素敵ですが、30坪をすべて緑にしてしまうのは面白みがない……

おしゃれな庭ってどんなものかな、と考えたときに思い浮かんだのが、おしゃれな小道のあるお庭でした。
ということで、我が家ではおしゃれ度アップのために庭に小道をつくることに決めました。

おしゃれにしたいという理由以外にも、庭に小道をつくることでいくつかスペースが区切られて、植栽のレイアウトも考えやすくなるかな、という思いもあり、さっそく小道作成の案を考えることに。

我が家の庭のコンセプトは、ざっくり「ナチュラルガーデン」です。
なので、小道をつくるのだとしたら、あまり人工感の出ないような仕上がりになる素材がいいなと思いました。

ナチュラルガーデンに合う素材を考える

ナチュラルガーデンに合う小道の素材として挙げられものとしては、「石」「木(枕木)」「レンガ」のどれかになるかと思います。
我が家では、この3つのうち「レンガ」を小道の素材として使用することに決めました。

理由としては、まず1つ目が素材の入手が手軽なことです。
レンガと一口に言っても、一般的によくみる「赤レンガ」や古い建物を解体した際に出る「アンティークレンガ」など様々なものがあります。
ものによっては高価格のレンガなどもあったりするのですが、低価格のものであれば、ホームセンターなどに行けば1個あたり100円以下で手に入ります。(通販を使用すると、送料などが含まれるため少し割高になるかと思います……)

今回作ろうと思っている小道は、庭全体をぐるっと回れるような道にしようと思っているので、そこそこの距離の小道になります。
なので、手軽にたくさん手に入るという点で「レンガ」は最適かなと思います。

2つ目の理由が、取り回しがしやすいという点です。
標準的なレンガの大きさは、210mm × 60mm × 100mm のサイズになります。
重さもレンガによって違いはあるかと思いますが、私が調べたものだと、赤レンガが 約2.5kg/個 程度でした。

枕木の場合、200mm × 150mm × 250~400mm のサイズで 約7kg/個 とのことでした。
少し比較しずらいですが、枕木で小道をつくる場合、ある程度の長さのものを使用することになるかと思いますので、比例して1個当たりの重量も重くなって取り回しもしずらくなってくるかと思います。

敷石の場合、こちらも素材によって変わってくるかとは思いますが、石灰岩の敷石が 275mm × 275mm × 22mm のサイズで 約4.2kg/個 でした。

サイズや材質を選べばいくらか取り回ししやすいものもあるかと思いますが、それでもレンガに比べると少し取り回しのしずらさを感じます。

3つ目の理由は、耐久性です。
レンガの寿命は100年以上ともされており、経年耐久性が高い素材となります。
経年耐久性でいえば、石もレンガと同様に寿命が長い素材になるかと思います。
一方、枕木の場合、防腐処理などをしていたとしても、時間が経つにつれ腐っていき劣化していってしまうものです。
また、枕木は白アリを引き寄せてしまうこともあるらしく、広い範囲で枕木を使用するのは管理が大変そうという心配もあり、今回は選択肢から外すことになりました。

これら3つの理由を合わせて、今回作る小道は「レンガ」を採用することに決めました。

レンガにもいろいろな種類が

さて、小道に使う素材は「レンガ」を採用することに決まりましたが、レンガの中にも「赤レンガ」「アンティークレンガ」など種類が様々あります。
はじめは、ナチュラル感がある「アンティークレンガ」を使おうかなと思っていましたが、いろいろと調べていくうちに「エコレンガ」というものを発見。
商品紹介ページによると、原材料の80%以上が再生資源とのこと。

下水道汚泥焼却灰・石炭灰・窯業廃土などの未利用資源を有効利用し、特殊固化技術により焼かずに固めました。

製造工程から CO2 や排水・廃棄物を出さないので地球にやさしいエコレンガです。

植物への好影響を考え EM セラミックスを添加しています。

https://item.rakuten.co.jp/ex-ceracore/kmeb1998-st/

どうやら、単に地球にやさしいだけでなく植物にとっても好影響の素材を使用しているとのことです。
庭の小道に使うにはうってつけのレンガです。

このエコレンガですが、角が丸くなっておりアンティークな雰囲気のコボルと、角がシャープで端正な雰囲気のスタンダードの2種類から選ぶことができます。
例えば、隙間なくきっちりと敷いて小道をつくりたい場合はスタンダード、少しレンガ同士の隙間を空けてナチュラルな雰囲気にしたい場合はコボルを使う……など庭の雰囲気に合わせてどちらを使うか選ぶとよいかなと思います。
ちなみに私はナチュラルな雰囲気にしたかったのでコボルの方を選びました。

色は「レッド」「ベージュ」「オレンジ」「ブラウン」の4色から選ぶことができ、1色に統一しまとまった雰囲気にするもよし、4色をミックスしてナチュラル感を出すもよし、というようにいろいろな使い方ができます。

また、このエコレンガは重さが「約2.0Kg/個」とのことで、一般的なミックスレンガなどと比べるとほんの少しではありますが軽量なので取り回しもしやすいのでは、と思います。

レンガの敷き方について

エコレンガの小道をつくることに決まったところで、次はレンガの敷き方について考えることにしました。
レンガを敷く場合に考える必要がある点としては、そのレンガの上を何が通るかという点です。


まずは「人間の歩行のみの場合」です。
この場合、レンガにそこまでの重量がかかるわけではないため、土を掘ってレンガを埋めるだけでも十分かと思います。

この方法の長所・短所は以下の点が挙げられるかなと思います。

  • モルタルで固めないため、敷きなおしや修復がしやすい<長所>
  • 特別な材料や道具がなくてもレンガを敷くことができる<長所>
  • 固定がされないため、しっかりとレンガを敷く場所を踏み固めないとがたつく<短所>
  • 冬に霜柱が立つような場所だと、土が浮き上がりがたがたになりやすい<短所>

次は「車などの重いものも通る場合」です。
重量があるものがレンガの上を通る場合、ある程度強度が出るようにレンガを敷く必要があります。
そのため、土の上に砕石を敷き、その上に砂の層を作りレンガを敷くという方法になります。

長所と短所は以下が挙げられるかなと思います。

  • 水平がとりやすく見た目も美しく仕上がる<長所>
  • 強度のある仕上がりになる<長所>
  • 土に埋めるだけの方法よりレンガが固定されやすい<長所>
  • 砕石や砂(川砂などの粒の細かいもの)を用意する必要がある<短所>
  • 土を掘るのみの場合より手間がかかる<短所>

最後は「駐車場や玄関など、長時間重量物が乗り上げる場合や頻繁に人の通行がある場合」です。
重量物が通行するだけではなく、長時間乗り上げる場合ということで、より強度のある敷き方をする必要があります。
そのため、コンクリートの上に砂とセメントで空練りしたモルタルを敷きレンガを並べるという方法になります。

長所と短所は以下が挙げられるかと思います。

  • モルタルで固めるため丈夫に仕上がる<長所>
  • 固定されるためより美しく仕上がる<長所>
  • モルタルを練ったりするのが初心者にはハードルが高い<短所>
  • セメントや練ったモルタルを塗るための道具や材料が必要となる<短所>
  • モルタルで固めるため、敷きなおしがしにくい<短所>

これらの長所と短所を考えてみて、我が家では人間の歩行のみの用途であること、またレンガ敷きは初めてのため、敷きなおしがしやすいように土を掘って埋めるのみの方法を採用することにしました。
きっちり固めるよりも少しガタついているくらいがナチュラル感が出ていいかなと思ったり……
正直、セメントを練ったりするのはDIY初心者にはややハードルが高かったというのがあります。
また、できるだけ低価格でかつ手軽な方法でやりたいという気持ちもありました。面倒くさがりなのです(笑)


<補足>
土を掘って埋めるだけの方法でレンガを敷いてみて、短所として挙げた「冬に霜柱が立つような場所だと、土が浮き上がりがたがたになりやすい」について、予想していた以上に我が家の庭は寒くなるようで、今年の冬はゴリゴリに霜柱が立ちました。
霜柱が立つと、レンガ周辺の土が持ち上げられ、更にレンガ自体も下からも持ち上げられるため、冬の間はかなりがたがたに悩まされました。※4/3時点では踏み固められたことで安定しています

冬のレンガの道
霜柱が立ったときの庭の様子です。レンガの周囲の土が持ち上げられてガタガタになってしまいました。


まだ我が家の庭は土の面積が多いので、植栽がもっと充実してくれば、植物が土の水分を程よく吸ってマシになるのでは!?とわずかな希望を抱いています。
どうにかマシになるように対策は考えていくつもりです。

実際にレンガを敷いてみる!

レンガの敷き方も決まったので、実際にレンガを敷いていこうと思います。 
実際に購入したエコレンガはこんな感じです。

エコレンガブラウン
ブラウンのエコレンガです。きれい過ぎず、ほどよく使用感がありナチュラルな雰囲気です。

ザラザラ感があってナチュラルな雰囲気です。本物のミックスレンガと混ぜたりしたら違和感があるかもしれませんが、エコレンガのみで使用する場合であれば特に気にならないかなと思います。
重量は「約2.0Kg/個」というだけあって、12個入りの箱を一人で移動させるのは女性では難しいかもと思います。
色は4色すべて購入しましたが、レッドとオレンジの色の差が少しわかりづらいので、並べるときはうまく色がばらけるようにした方がいいかと思います。

ではさっそくレンガを埋めてみます!

まず、道にしたい箇所にラインを書いてその上にレンガを仮置きしていきます。
我が家では、レンガとレンガの隙間を大きめに取りつつ、2個と1個の並びで道を作っていきます。
隙間なく並べるよりもナチュラル感が出るのではと思ってこの形で並べることにしています。
ゆくゆくはレンガとレンガの隙間にはグランドカバーになる植物を植え付けてグリーンが多めの庭にしたいと思っています。

エコレンガの仮置き
仮置きをしている時の様子です。ラインを決めて、その上に色の配置を考えながら仮置きしていきます。

レンガの場所がだいたい決まったら、レンガ1個の大きさより少し大きめの範囲で土を掘ります。
そこまで深く穴を掘るわけではなかったのですが、ここでもかなり大きめの石がゴロゴロと出てきて大変でした……

レンガ敷き・穴掘り
ざっくりとレンガが収まるくらいの穴を掘ります。

土が掘れたら、レンガが収まることを確認して、底をレンガの側面を使って押し固めます。
ここでしっかりと押し固めておかないと、あとでレンガの上を歩いた時にガタつきます。
水平器は使用せずにだいたい水平になっただろうというぐらいで進めていきます(笑)
また、この時レンガの高さが周囲の地面より1cm程度高い位置になるように調整しながら埋めていきます。
レンガを気持ち高くしておかないと、雨が降ったときなどに水没してしまいます。

レンガ敷き・レンガの配置
掘った穴にレンガを配置します。レンガが地面より気持ち高い位置にくるように置きます。

底が固められたら、レンガを置いて周りに掘り上げた土を戻していきます。
レンガの周りはゴムハンマーを使ってしっかり固めました。それでもいくらかガタつくことはありますが……

レンガ敷き・レンガ埋め終わり
1つレンガが埋め終わりました。この手順を延々と繰り返していきます。

あとはこの作業を延々と繰り返すのみです。

慣れてくればスピードも上がってきますが、1個のレンガを埋めるのにだいたい5~10分くらいかかったかなという感じです。
作業の期間としては、天気の良い週末に作業をして、すべてのレンガを埋め終わるまで、10月12日~12月5日のほぼ2か月間かかりました。
埋めたレンガの数は91個で、購入した数は8ダースでした。小道の距離は約180.9mになりました。

ナチュラルガーデンにレンガの小道を

庭にレンガの小道をつくったことで、庭のスペースが区切られ、雑然とした印象がなくなり整理されたように思います。
人が歩くスペースと植栽のスペースをはっきり分けることができたので、植栽のイメージを考えやすくなりました。

まだ土がむき出しの箇所が多いですが、緑と組み合わせることでナチュラルな雰囲気になるのではないかなと思っています。

レンガの小道
レンガをすべて敷き終わった時の様子です(12/15時点)ややガタついているのはご愛敬です(笑)

今回は、レンガをひとつひとつ土に埋めていくだけの作業だったので非常に簡単にできました
今回小道をつくった距離ですべてきっちり水平を取ってモルタルで固めて……とするのはなかなか大変な作業になっていたことと思います。
そこまでしっかりと固められているわけではないので、少し見た目がガタガタしているところもありますが、ナチュラル感ととらえてしまえばそこまで気にはならないです。
上手く土が固められていないと、歩いた時にたまに沈みこんだりすることがあるのでそこは注意点ではあるかと思います(笑)

とはいえ、敷きなおしはしやすいですし、人工感があまり出ないため大満足です。
あくまで趣味の範囲ではあるので、そこまできっちりする必要はないかなと個人的には思います。

庭が緑ばかりで雑然としてしまっているであるとか、おしゃれにナチュラルな雰囲気を取り入れたいという場合には、
レンガであれば手軽に材料も手に入るので、庭のおしゃれ度アップのためにレンガの小道をつくってみるのはいかがでしょうか♪

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