ラズベリーの地植え~根域制限について&まさかの事件発生!

ガーデニング

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

ここ最近のラズベリー

7月の頭に、今年一度目の収穫を終えたラズベリー。
その後は引っ越しやらなんやらで、少し放置気味にしてしまっていました。

我が家で育てているラズベリー「インディアンサマー」は四季成りの品種のため、本来であれば9~11月に2回目の収穫ができる予定でした。
ですが引っ越しをしてからというもの、葉も茂らず実をつけるはずの枝も伸ばさず、なんだか元気のない様子。

元気のないラズベリー
いくらか葉をつけてはいるものの、枝によっては全く葉をつけていなかったり、花芽も全く伸びず……

引っ越しで環境が変わったためか、肥料不足か、はたまた根詰まりを起こしてしまっているのか……
実は去年の冬はラズベリーの土替えをサボってしまっていたこともあり、いろいろな原因が頭を去来しました^^;

適当な自分に反省しつつ、以前からラズベリーの地植えを試してみたいと思っていたこともあり、鉢から地植えに植え替えをしてみることにしました。
ラズベリーの植え付け・植え替えの適期は落葉期の11月中旬~3月中旬となっていますが、あまりにも元気がないので早めのこの時期ですが植え替えを敢行します!

ラズベリーの根域制限について

ラズベリーは地下茎を伸ばし増えていく植物です。
我が家ではずっと鉢栽培だったので実感はあまりないのですが、調べてみると増える速度がかなり旺盛のようで手に負えなくなってしまうこともあるようです。

それなりに管理はできるつもりではあるものの、どれほどのスピードで増えるものなのか、どの範囲まで広がってしまうものなのかがイマイチわからないので、安易に地植えをしてしまってよいものかとしばらく悩んでいました。

そこで発見した方法が不織布のポットを使用した根域制限というものです。
波板で仕切ったり、鉢植えに植えた状態で地面に植える……などといった方法もあるようなのですが、波板は隙間から広がってしまいそうだし、鉢植えの場合も鉢穴から出てきてしまうのでは?と思ったので、今回は不織布を使った方法で挑戦してみることにしました。

今回使用するのがこちらの不織布です。園芸ネットさんで購入しました。

不織布は水を通すので、このポットに植え付けをしてそのまま地植えが可能です。
なんと、植物は根域制限をすることで花付きや実付きが早くなる、良くなるという性質があるようで、果樹栽培などにも利用されているようです。

心配な点を挙げるとすると、どうやら不織布をシロアリが食べてしまうということがあるようで、食害にあってしまうことが心配です。
また、少し生地が薄めなのでどれほど保つのか、という点が懸念点ではあります。
生地が心配であれば、厚めの生地のポットもあるのでそちらを選ぶとよいかと思います。
私は持ち手がいらないな、と思ったので薄生地のほうを選びました。

とはいえ、いずれもやってみないとわからない部分だと思うので、何か起きた場合にはその都度対策を打っていきたいと思っています。
経過も都度ブログの記事にしたいと思いますので、参考にしていただければと思います♪

ラズベリーの地植えを実施!

私の住んでいる地域では、ここ一週間は晴れの日と雨の日が交互にくるというような天気。
洗濯や庭の作業をしようと思っている日に限って雨が降ったりするので、毎日の天気予報チェックは欠かせません。

この週末も少し怪しい予報でしたが、土曜日はどうやら1日曇りの様子。
日曜日は雨予報なので、チャンスはこの日しかない!ということで、土曜日中に終わらせるべく庭に出ていきました。

ラズベリーを地植えにするにあたり、株を増やすことで収量アップをしたかったので、株分けをして2か所に植え付けをすることにしました。

地植えをするということは、毎回恒例の穴掘りタイムです(笑)
石がゴロゴロと出てくることがわかりきっているので、始める前から少しげんなりとしてしまいます。

ですが、これも理想のお庭をつくるため!為せば成る、為さねば成らぬ!ということで、スコップでザクザクと穴を掘っていきます。
5センチ程度掘ったところで、さっそく石だらけのゾーンに突入しますがめげずに掘り進めていきます。
今回は不織布ポットのサイズ直径30×30を掘れればいいので、ブルーベリー植え付けのときに比べたらいくらかマシです(笑)

大きな石を取り除きながら不織布ポットが収まるサイズまで穴を掘り、不織布ポットを設置します。

不織布ポットの設置
穴を掘ったら不織布ポットを設置します。土を入れながら形を整えていきます。

ここに先ほど掘りだした土を、ふるいにかけながら戻していきます。
ラズベリーは比較的土壌への適応性が高くやせ地でも育つような植物なので、土の入れ替えなどはせずに庭土をそのまま使うことにします。
生育が悪いようであれば、都度土壌改良材を入れていけばいいと思います。

不織布ポットの形が崩れないように気を付けつつ、半分ほど土を入れたところで、ラズベリーを鉢から取り出します。
鉢の側面をゴンゴンと叩きながら引っ張れば簡単に取り出すことができます。

鉢からスポッと取り出したところで、思っていたよりも根が張っておらず、違和感……
抜き出した苗を一度地面に置こうとしたら、鉢の半分から下がボロボロと崩れてしまいました。
崩れた土を見ると、なんとコガネムシの幼虫が!
親指くらいの大きさのそこそこ大きいサイズのものが2匹と、一回り小さいサイズが1匹の計3匹の幼虫がでてきました^^;

コガネムシの幼虫
ラズベリーの元気がなかった原因です。8号鉢に3匹もいたら、根が食い荒らされて元気がなくなるのも納得です……

かなり根を食い荒らされてしまっており、最近の元気のなさの原因がわかりました……

バラには定期的に薬剤を撒いてコガネムシ対策はしていますが、ラズベリーは食べる目的のため薬剤の使用はせずに育てていたので、まんまとやられてしまいました。
ラズベリーを育てはじめて3年目になりますが、今まで病気にも虫にも悩まされてこなかったので、完全に油断してしまっていました。

今回のことで、様子がおかしいなと思ったらコガネムシを疑うべし!ということを改めて認識させられました。
定期的な植え替えや土替えも大切ですね……

他に紛れていないか確認するため、根に付いた土はすべて取り除きました。

ラズベリーの根をチェック
根の中にコガネムシの幼虫が潜んでいないかチェックするため、土はすべて取り除きました。

根はかなり少なくなっていますが、何とか生きてはいます。
すべて食い荒らされる前に気が付くことができて本当に良かったです^^;

適当なところで根を切り離して、2つに株分けをします。
ラズベリーは基本的に性質が強いので、ある程度雑でも大丈夫なはず(笑)

倒れないようにしっかり土をかけて、植え付け完了です。

ラズベリーの地植え完了
コガネムシも取り除き、植え付け完了です。これでまた元気になってくれますように!

株分けをしたもう一方も同じように植え付けをして、しっかりと水やりをしておきます。

無事に?植え付け完了

思わぬ事件もありましたが、何とか無事にラズベリーの地植えをすることができました。
今年はもう実の収穫はできそうにありませんが、来年の夏に向けて虫害に気を付けつつお世話をしていきます。

根域制限が上手くいくかというところも、随時記事にしていくつもりです。
上手く育てて、たくさんの実が収穫できるお庭にしたいと思っています。

今回学んだ一番大事な教訓は……
植物に元気がない時は、コガネムシを疑うべし!です(笑)

まだまだたくさん学びながら、庭作りに邁進していきます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました