麗しの赤バラ、イングリッド・バーグマン

ガーデニング

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名女優の名を冠した名花

ミニバラからはじまり、着々と品種を増やしてきた我が家のバラたち。
ある日、ふと気が付きました。
「我が家には王道の赤バラがない……!」

赤いミニバラはあるものの、ミニバラというだけあってサイズは小さいです。
赤くなると思って植え付けしたヴィヴィッドは思ったように赤くならないし……^^;
やはり、お庭に一本は存在感のある赤バラが欲しい!

ということで、さっそく探して出会ったのが、イングリッド・バーグマンでした。

私はあまり詳しくなかったのですが、
「君の瞳に乾杯」というセリフで有名な映画「カサブランカ」の主演をされている女優の名前が品種名になっているとのこと。
バラを選ぶ基準として、名前で選びがちな私は「すてき……!」と思い、さっそく購入を決定。

イングリッド・バーグマンはバラ愛好家たちの世界的組織「世界バラ会連合」において、
「バラの殿堂」として2000年に殿堂入りを果たした栄誉あるバラです。
殿堂入りをした品種は、現在17品種あるそうです。
(ちなみに、ピエール・ドゥ・ロンサールも2006年に殿堂入りをしています。)

完成された美しさ

苗を植え付けして、一番最初に咲いた花を見たとき、殿堂入りしたということにも納得しました。

イングリッド・バーグマンは、系統はハイブリット・ティーです。
ザ・バラ!ともいうべき、美しい花形の半剣弁高芯咲きの緋赤の花を咲かせます。
花弁はビロードのような質感で、高級感のあるとても美しいバラです。

イングリッド・バーグマンのつぼみ
イングリッド・バーグマンのつぼみです。つぼみの時点ですでに造形が美しいです。

ハイブリット・ティーらしい大輪の花を咲かせます。
花弁を数えてみたところ、40枚弱でした!さすがの枚数です。
ハイブリット・ティーは一枝に一輪の花がつくため、花数が多いわけではないですが、花もちがとても良いので長く楽しめます。
切り花にして飾っておくのもおすすめです。

開花したイングリッド・バーグマン
6分咲きくらい。理想的な造形です。見事な赤色。

四季咲き性も持つため、返り咲きをします。我が家では春と秋の2回、花を咲かせてくれます。
どちらの季節でも変わらない美しさです。

葉っぱは、花の赤色が引き立つ光沢感のある深めのグリーンです。
葉の一枚一枚も大きく、大輪の花と相まってとても存在感のあるバラだと思います。

香りはほとんどないですが、香りがあるとむしろ余計なのでは、と思うほど完成された佇まいのバラだと思います。

初心者でも育てやすい、おすすめの赤バラ!

イングリッド・バーグマンは、「バラの殿堂」に殿堂入りするだけあって、性質もつよく育てやすいバラだと思います。
他のバラたちと合わせて、月1回程度は薬剤散布をしていますが、今のところ病気にも害虫にも特に悩まされていないです。

生育も申し分なく、植え付けてすぐにぐんぐんと太い枝を伸ばしてくれています。
今の我が家の庭はスペースが狭いので、8号鉢に植え付けをし、冬の剪定では短めに切り詰めてコンパクトに仕立てています。
ですが、植え付けてから2年、着々と枝を増やし花数も増え、大輪の美しいバラを楽しめています。

イングリッド・バーグマンは、お手本のように美しい花形・花色のバラです。
名女優の名前に引けをとらない存在感。お庭の主役に十分なり得るバラだと思います。
もしスペースがあるのであれば、地植えにして大きく育ててあげてほしいです。

イングリッド・バーグマン全体
全体像はこんな感じです。スペースの理由もあり、8号鉢でなるべく小さめにしています。
本当は右側にも花が付いているのですが、入りきりませんでした(笑)

初心者でも育てやすいですし、初心者でなくても、これほど美しいバラを持っていないのはもったいない!と思います。
どなたにもおすすめできる素晴らしい赤バラです。

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