梅雨前にバラの薬剤散布

ガーデニング

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久々の晴れ間

先週はどんよりとした天気が続きましたが、ここ3日間ほどは天気のよい日が続いています。

やっぱり太陽の光を浴びるのは気持ちがいいです。
ただでさえ在宅仕事で日光を浴びることが少ないので、天気が悪い日が続くと心身ともに不健康な感じがします(笑)

雨が全く降らないのも、それはそれで問題ありなのですが……^^;

久々の良い天気に、植物たちも調子がよさそうです。
ついでに猫も、日当たりのよい出窓で日向ぼっこをしていたりします。

せっかく晴れたので、本格的に梅雨に突入する前に
そろそろしないとと思っていた薬剤散布をしてしまうことにしました。

バラの薬剤散布

植物を育てていると、多かれ少なかれ病害虫に悩まされることがあるかと思います。
品種によって強健で育てやすいものもたくさんありますが、バラも病害虫との戦いだったりします。

薬剤に頼らなくてもいいのが一番理想ではありますが、美しい花を見るためにはどうしても頼らざるをえないというのが正直なところです。

特に、これからの梅雨の時期は病気が発生しやすい時期でもあります。
バラの病気で多いのが、うどん粉病黒星病(黒点病)です。

■黒星病(黒点病)
 ・症状:葉に黒い斑点ができる。そのままにしておくと次第に黄変し、落葉する。
 ・原因:主に地表に病原菌が存在する。
     雨や水やりでの地表からの跳ね返りで感染することが多い。
 ・時期:6~7月、9月~11月頃

■うどん粉病
 ・症状:名前の通り、葉や花に白い粉のようなものが発生。
     そのままにしておくと光合成を阻害し、生育不良を起こす。
 ・原因:窒素過多の場合に起きやすい。風通しや水はけが悪い場合にも蔓延しやすい。
 ・時期:4月~6月、9月~11月の昼夜の寒暖差が激しい時期に発生しやすい。

これからは梅雨に突入し雨が増えるので、特に黒星病には要注意です。

病気だけでなく、バラは害虫にも狙われやすいです。
バラって虫にとってはおいしいんでしょうか?(笑)

ピエール・ドゥ・ロンサールの花を切っている最中に、フロレンティーナのベーサルシュートにチュウレンジハバチがとまっているのを発見しました。

チュウレンジハバチ
チュウレンジハバチが枝にひしっと掴まっています。産卵している気配……

これは枝に産卵をしているに違いない!
産卵された卵が孵化すると、枝がぱっくり縦に裂けてしまいます。
私はけっこう見逃していて、気が付いたら枝が悲しいことになっていたりします……

チュウレンジハバチの産卵跡
ピエール・ドゥ・ロンサールの整理中に発見。見事にぱっくり割れてしまっています。

ということで、殺菌剤と合わせて殺虫剤も散布することにしました。
スリップスも大量発生していたので、スリップス対策にもなればいいなくらいの気持ちで散布です。

梅雨を乗り切るために!

今回は、殺菌剤と殺虫剤の両方を散布します。
できれば日をあけてそれぞれで散布した方がいいかと思うのですが、梅雨の時期ですし、できるタイミングでしてしまおう!ということで一気に散布してしまうことにしました。

今回散布する薬剤は以下の2種類です。

  • サプロール乳剤:治療効果も持つ殺菌剤。うどん粉病や黒星病に効果あり。
  • スミチオン乳剤:殺虫剤。チュウレンジハバチ、バラゾウムシ、スリップス対策に。

バラの本数が少なければ、スプレー剤などでも十分だと思いますが、我が家は大きいバラがそこそこあるので小型の噴霧器を使って薬剤散布をします。

噴霧器と薬剤
今回使用した薬剤と噴霧器です。サプロールと、ラベルがなくなっていますがスミチオンです。

薬剤にそれぞれ使用方法が記載されているラベルが貼ってあるので、その説明通りに薬剤を希釈します。
バラの場合、サプロール乳剤もスミチオン乳剤も1,000倍希釈です。
1リットルの噴霧器を使用しているので、1ミリリットルの薬剤を入れて噴霧します。

株全体に、葉から液が滴るくらい散布します。
現在花を咲かせていない6株に、1リットルの1回で散布してしまいました。

葉から液が滴るくらいにたっぷりと散布します。

鉢植えで管理している株はざっくり散布で(笑)
地植えにしている株の黒星病が特に心配なので、念入りに散布しました。

これでしばらくは問題ないはず!
こまめに様子を見つつ、次の散布はまた一か月後くらいかなと思っています。

無事に梅雨を乗り切れますように!

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