つるバラの王様 ピエール・ドゥ・ロンサール
約3年前、いまの家に引っ越して、念願の自分の庭を手に入れました。
こぢんまりした庭に憧れのバラのフェンスをつくりました。
庭でつるバラを育てることは、バラを育てはじめてからの憧れでした。
とはいえ、ミニバラしか育てたことのないわたしがバラのフェンスなんてつくれるのか……?
ということで、最初は育てやすそうな品種にしよう!といろいろ調べたところ
つるバラと言えば!と紹介されていた、「ピエール・ドゥ・ロンサール」というバラを知り、育てはじめました。
3年目のピエール・ドゥ・ロンサール
ピエール・ドゥ・ロンサールを育て始めて今年で3年目。
毎年順調に成長し、今年もたくさんのつぼみをつけてくれています。
徐々に色づきはじめているのがわかります。
いまのところ病気もなく、健康に育っています。
つぼみ全滅事件
一昨年の今頃、ちょうど仕事が忙しくなり毎日のお手入れもおざなりに。
その結果、一番花になるはずだったつぼみがほぼ全滅………
犯人は黒いアイツ。バラゾウムシ(クロケシツブチョッキリ)です。
しばらく見ないうちに数が増え、気がつけば新芽もつぼみも見るも無残な姿になっていました。
やられた!と気づいてから、1週間ほど落ち込みました……(笑)
当時はあまり真面目に害虫対策もしておらず、持っている薬剤は「ベニカXファインスプレー」1本のみ。
ひとまず、目に見えているバラゾウムシたちはテデトールで駆除。被害にあった新芽とつぼみは、卵を産み付けられている可能性があるのですべて取り除きます。
それから大慌てで「スミチオン」と薬剤散布用の噴霧器を購入し、その週末に散布してとりあえずは収束。
予定より少し遅くなりはしましたが、そのあと新しいつぼみがついて無事に花を見ることができました。
この一件はバラを育てはじめてから一番ショックな出来事です。
それ以来、毎年春のバラゾウムシチェックは特に念入りにしています。
その甲斐があってか、今年は春先に数匹見た程度で、ほとんど被害も出ず平和です(笑)
イチオシのつるバラ!
ピエール・ドゥ・ロンサールを3年ほど育ててきましたが、とにかく育てやすい!
わたしはあまりこまめに薬剤散布をしないのですが……
それでも、3年間でほとんど病気に悩まされたことがないです。
お世話をサボってつぼみをほぼ全滅させても、すぐに新しいつぼみをつけてくれました(笑)
生育も旺盛で、毎年着実にシュートを増やしてくれています。
今は地植えにして、180×100センチ程度のフェンス仕立てにしていますが、その大きさのフェンスに収めるにはもったいない!と思うくらい枝を伸ばしてくれます。
アーチにしたらすてきだろうなあと思いながらも、我が家の小さい庭ではアーチを置く場所もなく……
去年の夏にはかなり太め&長いシュートが伸びて、2階のベランダを越してしまうのでは!?
と焦りました(笑)
2階に住んでいる方からの苦情は来なかったのでセーフ……^^;
冬の誘引では、狭いフェンスに収めるために泣く泣くかなりの数の枝を切りました。
広いスペースがあるなら、ぜひ地植えにしておおきく育ててみることをおすすめします!
花は大輪なので、春に一気に開花するととても見ごたえがあります。
花色はクリーム色を中心に、花びらの先に向かってピンク色になります。
大輪ですが、色はとても繊細でかわいいのです。
咲いたら写真をのせますね!
おおきくすることもできますが、誘引の仕方によってはある程度の広さがあれば育てられると思います。
とても丈夫で育てやすく、見た目も美しいバラです。
つるバラの王様といわれるのもうなづけます。
つるバラがはじめての方にもぜひおすすめしたい、ピエール・ドゥ・ロンサールです!
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