ブルボンローズ ヴィヴィッド
ゴールデンウィークに入り、我が家のバラたちはどんどんと花を咲かせてくれています。
今回は、香りのバラ ヴィヴィッドについて紹介しようと思います。
ヴィヴィッドは、庭にバラのフェンスを作ろう!ということで、ピエール・ドゥ・ロンサールと一緒に購入したバラです。
やはりバラといえば赤!と思い、赤系のつるバラを探していたところ、ヴィヴィッドと出会いました。
ヴィヴィッドは、「オールドローズ」の中の「ブルボンローズ」に分類されるそうです。
ブルボン島で生まれたバラを「ブルボンローズ」と分類するとのこと。
バラの種類などについてはまだまだ勉強中です。たくさんあって難しい……^^;
「ブルボンローズ」の特徴は、よく返り咲きすること、香りが強いことが挙げられます。
ちなみに「オールドローズ」とは、1867年に作出された「ラ・フランス」以前につくられたバラの総称です。
詳しくは、別の機会にまとめたいと思います。
優雅な花形、豊かな芳香
ヴィヴィッドの魅力は、香りがつよいことです。
オールドローズは香りがよい品種が多いと言われますが、ヴィヴィッドもまさしくオールドローズ!という特徴を持っていると思います。
咲き方はロゼット咲きです。しべが見えないくらいたっぷりとした花弁を持ちます。
まるで豪華なドレスのようです。堂々と咲く姿が美しいバラです。
花の大きさは、大きいもので10センチ程度です。
香りはいわゆる「ダマスク香」です。
「ダマスク香」といっても、かいでみないとあまりピンとこないですよね(笑)
私はヴィヴィッドの香りをかいで、「これが噂のダマスク香か……!」と思いました。
おそらく、アロマオイルや洗剤などのバラの香りのイメージが「ダマスク香」なんですね。
香りがつよく、春に一度に咲くとふわりと風にのってヴィヴィッドの香りが庭にただよいます。
お庭がなんともすてきな空間になります。
葉っぱは、明るい黄緑色です。多くのバラが持つつやつやとした葉っぱではなく、薄くさらさらした葉っぱです。
そのせいなのか、少し黒星病にかかりやすい印象があります。
ただ、香りが強いバラは病気にすこし弱いような気もしていて、私の中でまだはっきりとしていません……
病気のことは置いておいて、明るい黄緑の葉っぱはさわやかな印象で、お庭がパッと明るくなります。
我が家では、2年ほどフェンス仕立てにしていましたが、雨が当たるのがあまり良くなかったのか、植える場所が合わなかったのか、どうにも弱り気味だったので去年の夏ごろに無理やり鉢に植え替え、オベリスク仕立てにしました(笑)
それ以降、わさわさと葉を茂らせて、今年はたくさん花をつけてくれています。
性質は、基本的につよいと思います。
無理やりオベリスク仕立てにしたときに、根も枝もだいぶ切ったのですが、その年の秋にはどんどん葉っぱを茂らせて蕾までつけたので……(笑)
さすがに株が疲れてしまうだろうと思い、摘蕾して花は咲かせませんでしたが。
ヴィヴィッドの謎
ヴィヴィッドは、バラを育て始めたときに購入した品種であること、我が家で唯一のオールドローズであることから、個人的に思い入れのあるバラです。
ただ、ひとつだけ育て始めて想定外だったことが……
赤いバラだと思っていたのに、あまり赤くならない!?ということです(笑)
赤系のバラを求めて購入しましたが、いざ咲かせてみると赤というよりピンク。
土のせいなのか、施肥の仕方のせいなのか、それとも株がまだ若いからなのか……
謎は解明できていません(笑)
心なしか、年々色が濃くなってきているような気がしているので、経過観察中です。
この色も、これはこれでかわいいのでヨシ!ということで。
一本は欲しい、オールドローズ
本格的にバラを育てはじめるまで、私の中で「バラ」というといわゆる「剣弁高芯咲き」のイメージでした。
ですが、ヴィヴィッドを育て始めて実際に花を咲かせてみて、「バラ」とひとくちにいっても、いろいろな咲き方をするものがあるのだと知りました。
ヴィヴィッドを育てることを決めたときは、あまりバラの種類を考えたりはしていなかったのですが、今にして思えばヴィヴィッドを選んでおいてよかったと思っています。
オールドローズ特有の優雅なロゼット咲きの花、思わず吸い寄せられてしまうようなダマスクの香り。
どことなくミステリアスな魅力のあるオールドローズ。
バラを育てるのであれば、一本は育ててみてもよいのでは、と思います!
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